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勝手に犬種研究

ゴールデン・レトリーバー

レトリーバーのレトリーブは「回収する」という意味で、もともとは鳥を銃で撃ち落とす狩りにおいて 撃ち落とされた鳥を探して持ってくる目的で作られました。 セターやポインター、コッカースパニエルなど鳥猟犬の多くももちろんレトリーブをしますが、 レトリーバーと名付けられた犬種は、レトリーブが専門、という意味です。

多くの犬種と違い、ゴールデンの発展はかなり最近のことです。

1800年代初め、イングランドとスコットランドでは獲物が豊富で、 狩りはスポーツでもあり食物を得るための実用的な方法でした。 そのため、高地にいる野鳥と水鳥のどちらにもうまく対応でき、 効率的に獲物を得るためには猟に適したミディアムサイズの犬の育成が必須でした。

1865年に黒いウェービー・コーテッド・レトリーバーから生まれた1匹の黄色い子犬を トゥイードマウス卿が買ったことがゴールデン・レトリーバーの始まりでした。 彼はいとこからトゥイード・ウォーター・スパニエルをもらって、 この2頭の間に4頭の黄色い子犬が生まれました。 トゥイード・ウォーター・スパニエルは今は絶滅していますが、 頑丈な回収犬で頭が良く、勇敢で、水中でも能力を発揮できたことが知られています。

この子孫に、猟性能や水中運搬の向上のためアイリッシュ・セターや、ブラッドハウンド、 トゥイード・ウォーター・スパニエル、ウェービー・コーテッド・レトリーバー、 フラット・コーテッド・レトリーバーなどとの交配が行われ、今のゴールデンが生まれました。

日本ではほとんど家庭犬として飼われていて猟に使われてはいませんが、 高地や水中で回収犬として働くという本能を満たしてあげることが必要です。



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2015/5/20